どうもTAKE SKYのたけです。
空港には様々なアンテナがあるのをご存じかと思いますが、
果たして、どの様な種類があり、
その役割とは、いったいどうなっているのでしょうか?
今回は、そのような疑問について解説してみたいと思います。
まず初めに、皆さんが目に付くものといえば、
赤くてグルグル回っている、大きなアンテナではないでしょうか?
これですね
空港監視レーダー
これは「空港監視レーダー(ASR)」といって、
ふたつのアンテナから構成されています。
主に、航空機の離発着の管制に用いられます。
このアンテナの仕組みですが、
一つ目は、大きなパラボラアンテナみたいなものが、
SSRといい、一時監視レーダーと呼ばれます。
一時監視レーダーは、対象物に電波が当たって、
戻ってきた電波を捉えることしかできません。
つまり、機影だけしかレーダーに映りません。
二つ目が、上の長方形型のアンテナで、
PSRといい、二次監視レーダーと呼ばれます。
これは、航空機に積まれているトランスポンダ(自動応答装置)
の信号も同時に捉えることができます。
この二つの組み合わせで、レーダー画面に、
機影と、航空会社、速度、高度等が分かるようになります。
VHF UHF帯無線電話アンテナ
航空管制官とパイロットが直接音声通信するための、
極めて重要なアンテナ施設です。
ILS (計器着陸装置) のアンテナ
ローカライザー
着陸してくる飛行機に、
滑走路中心線の誘導電波を発射しています。
グライドスロープ
着陸してくる飛行機に、
滑走路接地点までの誘導電波を発射しています。
VOR/DME (超短波全方向式無線標識) のアンテナ
外側の丸い円状に並んだアンテナがVORで、
360度方向に電波を発射しており、
航空機は、この360度、どの方向のコースにも
乗ることができます。
また、航空機が自機の位置を知るためや、
航空路の重要な交差点にもなっています。
以前は、日本各地に点在していましたが、
現在は、GPSにとって代わって来ており、
ほぼ、空港だけでしか見られないようになってきています。
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