大分空港から中部国際空港(セントレア)までの飛行再現日誌とルート解説 - フライトシミュレーターと飛行機の雑学館 TAKE SKY

大分空港から中部国際空港(セントレア)までの飛行再現日誌とルート解説

航空路解説&飛行再現

どうも、TAKE SKYのたけです。

 

大分空港から中部国際空港までの内容を

実際に近いルートで再度再現しましたので、

更新して、新たな飛行再現とルート紹介としたいと思います。

新たに更新した「大分→中部」の飛行日誌とルート解説 (2023年3月更新)

 

ルートの紹介と解説

● ウェイポイントリスト

● 地図でのルート

SIDから航空路

全体のルート

航空路からSTAR・アプローチ

 

● 今回の使用チャート

標準計器出発経路 (SID)

大分空港「FUSHA 1 DEPARTURE」「DONAR経由」

Navigraphより引用

 

大分空港の滑走路19から離陸した後、

「FUSHA」に向かい「DONAR」を16000フィート以上で通過し、

航空路に乗ります。

 

使用航空路は殆どが「Y41」を使用しますが、

「NATCH」から「CARDS」間のみ「Y755」を使用します。

 

標準計器到着経路 (STAR)

「CARDS SOUTH ARRIVAL」

Navigraphより引用

 

「CARDS」からアプローチです。

「GG650」を5000フィート以上で通過し、

「PROBE」を4000フィート以上の表記がありますが、

4000フィート丁度で通過します。

するとスムーズに ILS の電波に乗れます。

アプローチチャートを見ると分かります。

 

アプローチチャート

「ILS  Z  Rwy36  CATⅡ& CATⅢ」

Navigraphより引用

「PROBE」を4000フィートで通過したら、

徐々に降下し、

ILSの電波に乗るまで、3500フィートを保ちます。

やがてグライドスロープに乗ると、

3度の降下角で降りていくと、滑走路にたどり着きます。

 

フライトシミュレーターによる飛行の紹介 (飛行日誌)

現在、大分空港の3番ゲートに駐機しています。

 

プッシュバックとエンジンスタートが完了すると、

地上走行の許可を管制に貰い、

滑走路19へ向かいます。

 

滑走路19の手前で一旦停止して、

管制に離陸の許可を求めます。

 

本日は西からの風13ノットと少し強めです。

滑走路に入り離陸します。

 

滑走を開始し、147ノット (約270Km/h) に達したら

操縦桿を引いて機首を上げます。

 

最初のウェイポイントの「FUSHA」を通過します。

 

高知県上空に差し掛かりましたが、今回も雲の上です。

 

奈良県十津川村付近

 

高度を下げて行き、伊勢市上空を通過しています。

現在高度4500フィート、完全に雲の中です。

 

最終の着陸態勢に入りました。

知多半島が見えてきました。

西から20ノットの強風により、かなり機体が流されます。

 

Rwy36に接地しました。

 

滑走路を離れて12番ゲートへ向かいます。

 

到着しました。

お疲れさまでした。

 

大分空港のデータ

● 滑走路

方向 ILS 長さ×幅 (m) 表面
01/19 I 3,000×45 アスファルト

 

● 無線関係

アプローチ 120.6000 P
127.7000
119.0500
261.2000
レーダーコントロール 119.0500
120.6000
127.7000
261.2000
ディパーチャー 127.7000
120.6000
119.0500
261.2000
タワー 118.8000 P
126.2000
261.2000
グランド 121.6000
ATIS    127.8000

 

中部国際空港のデータ

● 滑走路

方向 ILS 長さ×幅 (m) 表面
18/36 II/III b 3,500×60 アスファルト、コンクリート

 

● 無線関係

アプローチ          121.0500 P
228.4000 P
119.175
245.3
レーダーコントロール 125.55
121.225
ディパーチャー 120
225.2
グランド 121.8
126.2
クリアランス 121.85
126.2
タワー 118.85
289.9
126.2
ターミナルレーダー 119.25
321.2
121.175
318
ATIS         127.075

 

飛行再現動画 更新版

 

以前の記事 大分→中部のルート紹介 (2022年7月4日作成)

今回は「大分空港から中部国際空港」までの飛行再現として紹介します。

先ずは、出発チャートの確認です。

 

Navigraphより引用

 

飛行機が離陸して航空路に乗るまでの経路を

「標準計器出発方式」SIDといい、

車でいうと、高速道路のインターチェンジみたいなものです。

大分から離陸する飛行機も、

このように決められたルートを通って

航空路に乗ります。

 

先ず、大分空港の滑走路01から離陸した飛行機は

ウェイポイントの ①FUSHA に向かいます。

次に ②DONAR に向かい、松山空港上空の

③MYEを通過して航空路に乗ります。

この経路のことを「FUSHA1ディパーチャ・DOUGOトランジョン」

といいます。

ディパーチャとは出発、トランジョンは経由を表します。

ちなみに②DONARの青い文字FS160

高度160フィート以上で通過せよという意味です。

 


 

この路線の動画がありますので、どうぞご覧ください。


 

やがて中部に近づき、降下を開始すると、

次は「標準到着経路」STARに沿って航空路を離れていきます。

到着経路のチャートを確認してみましょう。

Navigraphより引用

まず ①CARDS から到着経路が始まります。

②のGG650というウェイポイントを5000フィートで通過します。

③のPROBE を4000フィートで通過すると、

機首を中部国際空港 滑走路36に向けます。

やがて、滑走路から発する電波ILSに乗ります。

ILSは下のチャートのように発射されていますので、

視界が悪くても着陸できるようになっています。

Navigraphより引用

このようにして、飛行機は安全に飛行を続けています。

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