飛行機とヘリコプターの特性の違いとは? - フライトシミュレーターと飛行機の雑学館 TAKE SKY

飛行機とヘリコプターの特性の違いとは?

航空関連解説

どうも、TAKE SKYのたけです。

今日は、「飛行機とヘリコプターの特性の違い」ということで、

解説したいと思います。

飛行機とヘリコプターの区分と特徴

飛行機とヘリコプターの正式な呼び名は2つに分類されます。

 

皆さんが良く利用する旅客機などの飛行機のように、

滑走してから浮力を得て離陸する飛行機の事を「固定翼といい、

ヘリコプター等、機上に付いているローターを回転させて浮力を得て

飛行する航空機を「回転翼機」といいます。

 

それぞれの航空機もメリットとデメリットがあり、

固定翼機は、高速で飛行距離も長いという特徴から、

旅客機やビジネス機など、比較的快適性や時間などを

優先的に作られている一方、離着陸に膨大な敷地が必要になったり、

大量の燃料を消費するなどというデメリットもあります。

 

片や回転翼機は、小回りが利き、

離着陸もコンパクトな場所でも可能であることから、

災害救助やドクターヘリ・自衛隊などに多く投入されています。

ただし、速度も航続距離も、固定翼機には敵いません。

 

固定翼機と回転翼機の翼の形状

飛行機は、翼の形状によって働く「揚力」という力を得て飛び立ちます。

下の図を見てみましょう。

名古屋市科学館ホームページより引用

飛行機の翼は、下が平らで、上部が丸みを帯びています。

この形状によって、空気の流れは翼上部の方が速くなります。

空気の圧力は、翼の上部が薄くなり、下部が濃くなりますので、

これにより、翼が上方向に持ち上げられ、浮上する仕組みになっています。

 

実は、回転翼のヘリコプターのローターブレードも同じような形状になっています。

つまり、固定翼機は滑走して揚力を生み出し、

回転翼機は、翼を強制的に高速回転させて浮力を生み出しています。

 

ヘリコプターのブレード断面

 

ヘリコプターは、遊覧飛行でも利用されているように、

視界も広く、低空で、速度も低い場所を飛ぶので、

特に夜間飛行がおすすめです。

一度ヘリコプターの空の旅を味わって見てもいかがでしょうか?

 

今回もTAKE SKYをご覧頂き、ありがとうございました。

 

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