図解! FMCにルートとSID・STARを入力する方法 B737-800編 - フライトシミュレーターと飛行機の雑学館 TAKE SKY

図解! FMCにルートとSID・STARを入力する方法 B737-800編

XPlane・MSFS関係

どうも、TAKE SKYのたけです。

今回は、FMC (フライトマネジメントコンピューター)を使用して飛行するために、

そのFMCに、ルートとSID・STARを入力する方法を解説します。

使用する機材はボーイング737-800です。

 

入力するコースと使用するSID・STAR

今回の解説に当たり、先に飛行するルートを紹介します。

 

※ 今回のフライトプランはRouteFinderという

無料オンラインフライトプランアプリで作成しました。

 

出発 : 中部国際空港(セントレア)

離陸滑走路 Rwy36

SID : MEIJYO 3 DEPARTURE 【MEIJY3】

 

到着 : 函館空港

着陸滑走路 ILS-Z  Rwy12

STAR : PATRA SOUTH ARRIVAL

 

今回のエンルートフライトプラン

※ 一番下の赤枠部分を入力に使用します。

 

FMC エンルート部分の入力

それでは入力を始めていきます。

赤枠部分の「RTE」をプッシュするとルート関係入力画面になります。

ここに、出発空港と到着空港、フライトナンバーを入力します。

出発空港の中部国際空港の4レターコード「RJGG」をスクラッチパッドで打ち

①のキーを押して入力します。

 

次に到着空港の函館空港の4レターコード「RJCH」を②を押して入力します。

フライトナンバースクラッチパッドで打ち、③を押して入力します。

次に赤枠部分の「NEXT PAGE」をプッシュし、

次のページを表示します。

すると、この様にルートを入力できる表示になります。

スクラッチパッドで、最初のウェイポイントの「KROBE」と打ち、

赤枠部分を押して、入力します。

そうするとTOの部分にKROBEが入力されました。

VIAは自動的に「DIRECT」が入りますが、

ここは後で入力します。

次に航空路の指定と、次のウェイポイントを入力します。

「KROBE」からY13でMREまで行きますので、

左側にY13と入力します。

そしてMREを右側のTOに入力します。

この方法の繰り返しで、最後まで入力します。

今回はここまでのルートですが、まだ続きがある場合は

赤枠部分の「NEXT PAGE」で次ページへ行けます。

エンルート部分の入力は以上です

 

SID(標準計器出発方式)の入力

SIDのチャートです。

navigraphより引用

① 入力するSID名「MEIJY3」

②と③ 入力するトランジョン(経由)名 「MOCHI」

 

赤枠部分の「DEP ARR」をプッシュすると、

ディパーチャーとアプローチの入力画面になります。

出発空港RJGGの「DEP」をプッシュします。

離陸滑走路の「36」をプッシュします。

次にSIDの入力ですが、SID名が表示されていませんので、

次のページにするために、赤枠「NEXT PAGE」を押します。

「MEIJY3」をプッシュします。

赤枠部分の「EXEC」をプッシュして確定させます。

 

STAR(標準計器到着経路)の入力

STARとアプローチチャートです。

navigraphより引用

navigraphより引用

 

次にSTARと着陸滑走路の入力です。

また、「DEP ARR」をプッシュします。

赤枠部分、到着空港(RJCH)の「ARR」をプッシュします。

滑走路の ILS Z 12 をプッシュし、

STARの「PATRAS」をプッシュして、

下の黄色く光った「EXEC」をプッシュして確定させます。

 

ルートの確認と修正

入力が終わると、次にきちんとルートが繋がっているか

確認しましょう

 

赤枠部分を回して「MAP」から「PLN」に切り替えます。

するとこの様な表示になりますので、

FMCの赤枠部分の「LEGS」をプッシュします。

赤枠部分の「STEP」をプッシュするごとに、

次のウェイポイントとルートが表示されます。

ルートの途切れが見つかりました。

修正します。

途切れている箇所が、次のページに隠れているので

「NEXT PAGE」をプッシュして次のページにすると

この様に□□□□□と表示され、途切れている箇所は何も入っていません。

修正しましょう

① の「KROBE」をプッシュすると、下にKROBEが表示されます。

そのまま ② をプッシュしてペーストします。

そして、「EXEC」をプッシュして確定させます。

これで途切れは解消されました。

もう一度、先ほどの手順でルートを確認し、

間違えが無ければ大丈夫です。

これで、自動操縦のLNAV VNANで飛行できるようになります。

今回の解説は以上とさせて頂きます。

 

今回もTAKE SKYをご覧頂き、ありがとうございました。

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