どうも、TAKE SKYのたけです。
今回は、滑走路のペイントってどうな意味があるの??
ということで、滑走路標識の解説をしたいと思います。
先ずは下図の番号を見ながらご覧ください。
① 接地点標識
飛行機にギア(タイヤ)を設置させる場所を示す標識。
実際の滑走路を見ても、タイヤ痕がくっきりと残っています。
② 指示標識
ランウェイナンバーとも呼ばれ、滑走路の名前でもあります。
航空無線でも、ランウェイ32L(スリー・トゥー・レフト) クリアード・フォー・テイクオフ
というように指示されます。
番号の32は方角を示しています。
画像は大阪伊丹空港の滑走路イメージ画像ですが、
飛行機の進行方向から見て、正確には322度の方角を向いています。
滑走路をぐるっと180度回して反対側は14になります。
142度方向を向いているからですね。
32の下の L はレフト(LEFT)という意味です。
大阪伊丹空港は2本の平行滑走路を持ちます。
左側の滑走路がL 右側の滑走路がRです。
32L は「滑走路 32の左側」ということです。
③ 滑走路末端標識
その名の通り、滑走路の始まりと終わりを示しています。
滑走路は長いですが、飛行機から見ると意外と短く見えるものです。
道路標識でも、速度制限の50の表示を横から見ると長く書いてありますね。
あれと同じ現象が滑走路の見え方でも起こります。
その為、横断歩道のような太いマーキングで表示されています。
④ 過走帯標識
あってはならないことですが、航空機が事故や故障を起こした場合に、
滑走路内で停止できなかった場合に、少しでも乗客乗員のダメージを
緩和するためのエリアでもあります。
また、パイロットが滑走路手前で着陸しないように表示されています。
解説画像には描かれていないですが、大抵の滑走路には下画像のような
マーキングがされています。
非常時以外は航空機は進入してはいけないように定められているエリアです。
⑤ 停止位置標識
滑走路に進入するには、管制官からの許可が必要です。
その為、滑走路に進入する前に航空機が一旦停止する場所を表示しています。
実際は、このようにペイントされています。
⑥ 接地帯標識
航空機が着陸の為にギア(タイヤ)を接地できる範囲を示しています。
滑走路の反対側にも同じように表示されています。
このように滑走路にも様々な決まりがあることが分かります。
旅行や出張などで空港へ訪れた場合は、ぜひともその空港の滑走路を
見るのも良いかもしれませんね。
今回もTAKE SKIをご覧いただき、ありがとうございました。
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