どうも、TAKE SKYのたけです。
今回は、航空機地上援助車両の紹介として
「燃料・貨物編」を解説したいと思います。
荷物や燃料を担当する「地上援助車両」ですが、
皆さんが飛行機へ登場する際や、
送迎デッキで見たことある、という方も多いんではないでしょうか?
それでは紹介していきます。
コンテナドーリー
お客様の荷物や輸送物流品が入ったコンテナを
飛行機まで運ぶムカデのような牽引台車です。
下画像がコンテナです。
ちなみに、コンテナの下が面取りしたように
斜めに削ったような形をしているのは、
飛行機の貨物室の形状に合わせる為です。
この様なイメージ
コンテナドーリーにコンテナを乗せたまま、
機体搬入方向に回転できる仕組みになっています。
コンテナドーリーの詳細画像です。
パレットドーリー
コンテナドーリーに似ていますが、
こちらはコンテナではなく、
パレットに乗せられた貨物を航空機まで運ぶための牽引台車です。
パレットに乗せられた荷物↓
バルクカート
こちらは預かったペットや貴重品などの少量の荷物を
航空機まで運ぶための牽引台車です。
これらを乗せる貨物室は、気圧と室温が設定できる部屋になっており、
スタッフによる手積みで行われます。
ベルトローダー
バルクカートに乗せられたペットや貴重品などの少量の荷物を
航空機の貨物室にベルトコンベアで移動させるための車両です。
ハイリフトローダー
航空機に乗せるコンテナをドーリー車両から貨物室に
移動するために、昇降機が付いた車両です。
最大積載量は6.8トンで、
床板の幅は、96インチタイプと125インチの2種類があります。
メインデッキローダー
こちらはコンテナではなく、
パレットに乗せられた貨物を航空機に搬出入するための車両です。
主に貨物機で使用されます。
最大積載量は、13.5トン・27トンの2種類があります。
ハイリフトトラック (フードローダー)
主に機内食などの機内用品を客室に搬入するための車両です。
旅客機の扉の高さまでリフトアップし取り込みます。
ラバトリートラック
航空機のラバトリータンク(汚水タンク)から汚水を回収し、
タンク内を洗浄するための車両です。
たまに、「飛行機のトイレからの汚水は空中に放出する」と
思われている方も居ますが、現在はタンク内に収めています。
ウォータートラック
航空機に「飲料水」を供給するためのトラックです。
平たいボディーに見えますが、
3,000リットルの水を運べます。
ハイドラントディスペンサー
比較的大型の空港では、燃料のパイプラインが
駐機場まで伸びていて、マンホールの蓋の中に
配管先端が設置されています。
この配管先端からホースを繋いで航空機に給油するのですが、
そのままでは圧が無いので給油できません。
そこで、このハイドラントディスペンサー(ポンプ車)を経由して
航空機に給油します。
この給油方法を「ハイドラント給油方式」といいます。
ちなみに航空機の燃料タンクは翼の中にあります。
その他に胴体下部にも燃料タンクが設置されています。
画像のように翼の下部に燃料バルブがあります。
フューエラー
航空機に燃料を給油するための車両です。
地方空港などの比較的中小型の空港で活躍しています。
この車両からの給油方法を「フューエラー給油方式」と言います。
積載車両にもよりますが、
平均して毎分3,000リットルの給油が行えます。
タンクの積載量は大型で約20Kℓの燃料を運べます。
いかがでしたか?
実に数多くの車両が空港で活躍していますね。
私たち乗客が、快適で安全に飛行できるのも
これらの車両やグランドスタッフのおかげです。
飛行機を利用する際には、
これらの車両やスタッフの方々に感謝したら
旅も益々楽しくなるはずですね***
今回もTAKE SKYをご覧頂き、ありがとうございました。
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