どうも、TAKE SKYのたけです。
今回は飛行機を地上で支えてくれている
「航空機地上援助車両」について紹介したいと思います。
飛行機は、地上において出発準備や、
旅客機では、お客さんを機内へ案内する場合、
いずれにおいても、電源やエアコン等は必要になってきます。
もちろんAPUなどの補助動力装置による電源等の確保がありますが、
空港によってはAPUが使用できなかったり、
何等かな理由でAPUが使用できない場合など、
地上から援助してもらわないといけません。
今回は出発準備編として、この電源等に関わる
支援車両を紹介します。
電源車 (GPU)
航空機に外部から電源を供給する支援車両です。
下記の写真のように、前輪の上部あたりに、
供給接続口があります。
地上での電源は、キャビンだけではなく、
パイロットが操縦室で出発準備をする際も非常に重要です。
大きな空港だと、地面に電源供給設備が設置してあります。
エアスターター
飛行機のエンジンスタートに用いる圧縮空気を送り込む車両です。
飛行機のターボファンエンジンやターボプロップエンジンは、
圧縮空気で小型のタービンを回す構造のスターターで回転し始め、
主タービンに回転の勢いをつけ、
燃料を噴射して燃焼し自回転し始めます。
その為に圧縮空気が必要になります。
空調車 (エアコン車)
飛行機が地上で出発準備や作業等をしている際に使用する車両です。
寒い冬や、暑い夏にエアコンがなかったらたまりませんもんね。
下の画像のように、飛行機機体下部に接続口があります。
このシステムも大きな空港になると、地上のマンホールに
収納してあって、そこから供給できます。
トーイングカー
飛行機が出発する際、
駐機スポットから誘導路付近まで機体を押し出す車両。
飛行機は、後退が自力でできません。
正確には自力で後退してはいけません。
※ 逆噴射で後退できる機種もあるが、安全上などから禁止されている
そのため、このトーイングカーで後退させます。
大きな機体を押し出すため、
トーイングカー自体の重量も50トン以上あります。
今回は出発準備に関わる支援車両として、
4種類の車を紹介しました。
今回もTAKE SKYをご覧頂き、ありがとうございました。
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