飛行機の燃料タンクはどこにあるの? 航空機燃料の搭載場所と搭載量 - フライトシミュレーターと飛行機の雑学館 TAKE SKY

飛行機の燃料タンクはどこにあるの? 航空機燃料の搭載場所と搭載量

航空関連解説

どうも、TAKE SKYのたけです。

今回は「飛行機の燃料タンク」について解説したいと思います。

 

皆さんは飛行機が出発準備している時に

翼の下にホースを繋いでいる所を見たことはないでしょうか?

下画像で赤枠で囲った部分の様子です。

もうお察しかと思いますが、飛行機の燃料タンクは基本的に

翼の中が燃料タンクになっています。

場所的にも非常に効率が良く、

スペースを有効に使っているんですね。

 

もっと詳しく見ていきましょう***

 

B737-800の燃料タンクと積載量

B737-800の燃料タンクは、

主翼の中と胴体にあります。

赤色=主翼内タンク

青色=センタータンク

 

計器での燃料計は、この様に表示されています。

赤枠上部がセンタータンクの燃料計、

下部2つがそれぞれ主翼の燃料計です。

 

【B737-800の燃料の搭載量】

燃料搭載量 6,875ガロン(26,020リットル)

 

【B737-800の航続距離】

航続距離 3,060海里(5665 km)

 

B777-300の燃料タンクと積載量

B777-300の燃料タンクは、主翼の中及び胴体中央、

水平尾翼の中(長距離仕様)です。

赤枠=主翼内燃料タンク

茶色=センタータンク

緑色=水平尾翼内タンク

 

【B777-300の燃料の搭載量】

燃料搭載量 45,220ガロン (171,160リットル)

 

【B777-300の航続距離】

最長航続距離 6,015海里 (11,135km)

 

この様に、飛行機の燃料タンクは主翼内が主な燃料タンクになります。

 

主翼内が燃料タンクって危なくないの?

飛行機の翼は、ある程度しなる(曲がる)ように設計されています。

しかし、中身が空洞だと曲がりすぎてしまうのを抑える効果もあります。

 

飛行機が離陸する際に、翼に揚力が働いてくると、

上向きに主翼がしなり始めます。

その時に、ある程度燃料の重量が掛かっていれば、

しなりすぎを抑えることもできます。

 

車で何も積んでいなくて軽い時よりも、

ある程度荷物を積んでいた方が、

乗り心地が良いのを経験したことはありませんか?

 

あれと似たような事が起こっているんですね***

 

今回は、「飛行機の燃料タンクの場所」と題して解説しました。

 

今回もTAKE SKYをご覧頂き、ありがとうございました。

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