どうも、TAKE SKYのたけです。
今回は、「飛行機に搭載されているアンテナ」として、
役割や、種類・取り付けてある箇所について解説します。
一昔前までは飛行機に乗ると、この様なアナウンスがありました。
「離着陸の際は、飛行機の計器に影響を及ぼす恐れがあります。
電気・電子機器の電源をお切りください」と・・・
ただし、現在でも、「電波を発するものは・・・・」
とアナウンスがありますね。
そうです、飛行機は数多くの電波やレーダー機器を使用して運航しています。
飛行機の無線を大まかに分けると
● パイロットと管制官が交信する無線
● 飛行機の運航情報を発する無線
● 無線航法支援装置用の無線
● 着陸の際に使用する無線
● 衝突防止装置の為のレーダー無線
● 気象を観測するレーダー
これだけの無線を使っているのですね。
これらの様に、飛行機の機体のあらゆる場所に
アンテナが取り付けてあります。
その為、機内で電波を発する機器を使用すると、
電波の混信が起き、不具合が生じる可能性があります。
それでは、何処にどの様なアンテナがあるのか見てみましょう。
飛行機のアンテナ取り付け箇所 (上部)
① ウェザーレーダー (気象観測用のレーダー)
② グライドスロープアンテナ (計器着陸装置用のアンテナ)
③ ローカライザーアンテナ (計器着陸装置用のアンテナ)
④ 上部TCASアンテナ (衝突防止装置用のアンテナ)
⑤ ATC 1 アンテナ (運航情報を発する為のアンテナ)
⑥ GPSアンテナ
⑦ VHF1無線用アンテナ (パイロットと管制官の通信用)
⑧ ADF1及び2アンテナ (無線航法装置のアンテナ)
⑨ WiFiサービスのアンテナ
⑩ ELTアンテナ (救難信号用アンテナ)
⑪ HF無線アンテナ
⑫ VORアンテナ (無線航法用アンテナ)
飛行機のアンテナ取り付け箇所 (下部)
● VHFアンテナ
下部の鮮明な画像が無かったので、
他のアンテナは種類だけで宜しくお願いします。
● 下部TCASアンテナ (機体下部前方に搭載)
● ATC2アンテナ (運行情報を発するアンテナ)
● 電波高度計アンテナ (機体下部前方に搭載)
● マーカービーコンアンテナ (機体下部中央付近)
● DMEアンテナ (距離を測るアンテナ) (機体下部中央付近)
飛行機に付いているアンテナの多さと、
種類役割はご理解頂けたでしょうか?
今回は、ボーイング737-800の機体で解説しました。
今回もTAKE SKYをご覧頂き、ありがとうございました。
コメント