旅客機の見分け方 ジェット機編 - フライトシミュレーターと飛行機の雑学館 TAKE SKY

旅客機の見分け方 ジェット機編 

航空関連解説

どうも、TAKE SKYのたけです。

今回は、「旅客機の見分け方」として

「ジェット機編」として解説します。

 

皆さんが何気なく見たり乗ったりしている飛行機ですが、

同じように見えても、「実際は違っていた」

なんて言うこともあるくらい、似ている機種どうしもあります。

 

例えばボーイング777は有名な機種ですが、

ボーイング777と思っていたら、

ボーイング767だったという方は意外と多いです。

 

そこで今回は、旅客機に使われている機種と、

その機首を見分けるポイントを解説します。

 

下図は、大まかな見分けるポイント箇所です。

① 操縦室の窓

② 非常口の数

③ 翼の先端形状

④ エンジンの形

⑤ メインギア(車輪)の数

⑥ APUの排気口

 

これらの特徴が分かれば、

ほぼ100%機種を当てられます。

 

ボーイング737の見分け方

日本国内便で最も使用されている旅客機がこのタイプです。

座席数は170席前後で、比較的コンパクトな飛行機です。

令和5年現在で最も使用されているのは「B737-800」

という型式です。

 

このボーイング737の見分けるポイントは3か所あります。

① B737の最大の特徴であるエンジンです。

前から見ると、この様におにぎり型になっています。

翼と地面が近いため、この様な形になったんでしょうね。

 

② 大きなウィングレッド

トラベルWatchホームページより引用

 

翼の先端が上に伸びている大きなウィングレッドが特徴です。

このウィングレッドは、翼端の気流の渦を軽減し、

燃費の向上に役立っています。

 

③ 垂直尾翼付け根の形状

赤い矢印部分がなだらかな形状になっています。

この3点がボーイング737の特徴です。

 

エアバスA320-200の見分け方

エアバスA320-200は国内線で多く使用されている機体です。

座席数は150席前後と、比較的コンパクトな飛行機です。

 

エアバスA320-200の見分けるポイントは4か所あります。

① 先端の鼻の部分が短く、操縦室の横の窓が四角

② 羽の上に小さな非常用扉が2つある

③ 翼端にシャークレットが付いている

※ ただし、ウィングチップが装着されている機種もあります。

④ 横から見るとメインギアが一つ

この4点がエアバスA320-200の見分けるポイントです。

 

エアバスA321-200の見分け方

エアバスA321-200はA320-200の胴体延長型になります。

座席数は195席前後

基本の特徴はA320-200と同じですが、

一つだけA321-200の特徴があります。

それは非常口です。

赤枠部分に注目してください。

A320-200は非常口が翼の上にあるのに対して、

A321-200は翼の前後に付いているのが特徴です。

 

ボーイング767-300の見分け方

ボーイング767-300は、国内線の中で、

比較的需要が多い路線に使用されている機体です。

座席数は270席前後と比較的中型の機体と言えます。

 

このボーイング767-300を見分けるポイントは3つあります。

① 小さな非常用扉が翼の上に2か所ある

② 横から見た場合、メインギアの数が2つ

③ お尻のAPU排気口が丸い

 

ボーイング777-200の見分け方

ボーイング777-200は比較的需要の多い路線に

使用されている機体です。

座席数は400席前後と大型の飛行機です。

 

777-200を見分けるポイントは3か所あります。

① 乗降り口及び非常用扉が横から見ると4か所ある

② メインギアの数が横から見ると3つある

④ APUの排気口が平たく潰れたみたいになっている

 

ボーイング777-300の見分け方

ボーイング777-300は、777-200の胴体延長型で、

主に国際線で使用されています。

胴体の長さ、航続距離共に現在双発機旅客機としては、

世界最大の飛行機です。

 

このボーイング777-300を見分けるポイントは3か所あります。

① 乗降り口及び非常口の扉が横から見ると5つある

② メインギアの数が横から見ると3つある

③ APUの排気口が平たく潰れたようになっている

 

ボーイング787の見分け方

ボーイング787は平成5年現在、最新鋭の飛行機です。

ボーイング787にも現在3種類あり、

787-8 787-9 787-10がありますが、

それぞれ787-8の胴体延長型が787-9

787-10は国際線使用となっています。

座席数は787-8が約335席

787-9が約395席

787-10が約294席となっています。

 

ボーイング787を見分けるポイントは3つあります。

① 何といっても787を見分けるポイントはここです。

エンジンの後ろの部分がギザギザになっている。

これは「シェブロンノズル」といって、

低騒音に貢献しています。

② 主翼の先端がシャープになっているウィングチップ

③ APUの排気口が尖っていて金属色

 

エアバスA380の見分け方

旅客機としては世界最大の2階建ての飛行機

座席数は国際線で520席と超大型機です。

そのA380を見分けるわポイントはこの2つで十分でしょう(笑)

① これが最大の特徴、総2階建て

② エンジンが4つある

 

いかがでしたか、何となく特徴は掴めたでしょうか?

ここも特徴あるよ—とか、これが分かり難いってありましたら、

コメントより宜しくお願いします。

 

今回もTAKE SKYをご覧頂き、ありがとうございました。

 

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