航空エンジンの種類と特徴 - フライトシミュレーターと飛行機の雑学館 TAKE SKY

航空エンジンの種類と特徴

航空関連解説

どうも、TAKE SKYのたけです。

今回は「航空機のエンジンの種類と特徴」

という事で話していきたいと思います。

 

飛行機のエンジンと言えば、旅客機の筒状のエンジンだったり、

プロペラだったり、そんな感じで思い出す方も多いと思います。

これだったり↓

これだったりですね↓

 

飛行機のエンジンは実に様々な形や性能がありますが、

代表的なエンジンは大きく分けて

5つの種類に分類されます。

 

1. ターボジェットエンジン

2. ターボファンエンジン

3. ターボプロップエンジン

4. ターボシャフトエンジン

5. レシプロエンジン

 

この5つのエンジンの仕組みと特徴について

順番に話していきます。

ターボジェットエンジン

このエンジンは主に軍用機(戦闘機)に用いられています。

大体この様な形をしています。

Free3Dホームページより引用

特徴としては、圧縮して燃焼したガスを直接推力に生かします。

模型飛行機のジェットエンジンもこの様な構造です。

断面を見てみましょう。

weblio辞典・百科事典検索サービスより引用

燃焼したガスをノズルから勢いよく噴射して航空機を動かします。

噴射するガスのスピードが速く、高音速機に向いている代わりに、

燃料もかなり使用します。

 

また、アフターバーナーといって、

エンジンの排気ガスにもう一度燃料を吹き付け燃焼させ、

爆発的な推力を生み出す装置が取り付けられたタイプもあります。

 

アフターバーナーを焚いて飛び立つ戦闘機

ウィキペディアより引用

 

騒音が非常に大きく、航空自衛隊基地の近くでは、

たびたび問題になることもありますね。

 

ターボファンエンジン

皆さんが一番身近に感じるエンジンではないでしょうか?

中型・大型旅客機のほぼ全てに使用されているエンジンです。

この様な形をしています。

Naviation Japanホームページより引用

ターボジェットエンジンはガスを直接推力としているのに対し、

ターボファンエンジンは、前方ファンからの空気をエンジン側面から

バイパスさせて直接後方に噴射し、

残りの空気は、燃料と混合して燃焼に用いています。

 

断面を見るとこの様な感じです。

ウィキペディアより引用

青い部分がバイパス空気で、ピンクがガスです。

特徴としては、燃料効率が良く、静穏性に優れています。

大きな推力を生み出すため、大型旅客機には欠かせない存在です。

 

ターボプロップエンジン

このエンジンも小型の旅客機によく使用されています。

ターボジェットエンジンにプロペラを回すための

タービンを取り付けた感じです。

そして一番の特徴はプロペラの気流を100%推力に使う

ということです。

 

ターボプロップエンジンを搭載した航空機

KATS flyblogホームページより引用

 

ターボシャフトエンジン

このエンジンは、主にヘリコプターで採用されているエンジンです。

これもジェットエンジンの一種になります。

空気を圧縮して燃焼しタービンを回すまでは、

ターボプロップエンジンと似ていますが、

プロペラ用ではなく、シャフト(軸)を回すタービンが付いていて、

そこからギアで上部のローターを回します。

 

この様な感じで納められています。

航空軍事用語辞典ホームページより引用

 

レシプロエンジン

このエンジンは主に小型プロペラ航空機に使用されています。

構造は自動車のエンジンと同じで、

ピストンとクランクからなるエンジンです。

 

航空機用のレシプロエンジン

wikiwandより引用

レシプロエンジンを搭載した「セスナ172」

ウィキペディアより引用

 

いかがでしたか?

次回空港に行った時には、

これを思い出して見てみるのも面白いかもしれませんよ///

 

今回もTAKE  SKYをご覧頂きありがとうございます。

 

 

 

 

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