空港灯火の種類を解説 空港の綺麗な灯りの意味とは? - フライトシミュレーターと飛行機の雑学館 TAKE SKY

空港灯火の種類を解説 空港の綺麗な灯りの意味とは?

航空関連解説

どうも、TAKE SKYのたけです。

今回は「空港灯火の種類と意味」と題して、

滑走路や誘導路、その他灯火類について解説したいと思います。

まず、一番目に付く滑走路の灯火を下図を使って解説していきます。

 

① 進入灯

飛行機に滑走路の進入方向を示している灯火です。

ILSが設置してある滑走路には、

主にこの様な灯火が使われています。

反対側の滑走路には、

簡易式の進入灯が使われる場合もあります。

 

② 連鎖式閃光(せんこう)灯

滑走路に向かって流れるように走る灯火で、

飛行機に滑走路中心線上に誘導するための灯火です。

 

③ 滑走路末端灯

滑走路の末端部分を示すための灯火

パイロットはこれにより、

滑走路のおおよその距離(長さ)を知ることができます。

 

④ 接地帯灯

飛行機が着陸する際、

ギア(車輪)を接地させる範囲を示すための灯火です。

 

⑤ PAPI

パイロットに適切な降下角を示すための灯火です。

4つの灯火から構成されており、

下の図のように降下角が適切かを知らせます。

 

進入角(高度)が高すぎる

白 白 白 白

 

進入角(高度)がやや高い

白 白 白 赤

 

適切な進入角(高度)

白 白 赤 赤

 

進入角(高度)がやや低い

白 赤 赤 赤

 

進入角(高度)が低すぎる

赤 赤 赤 赤

 

⑥ 滑走路灯

滑走路の幅(側辺)を示す灯火です。

白色の灯火で60m間隔で設置されています。

この灯火は正面からしか光が見えないようになっています。

滑走路の末端近くでは、黄色の灯火に変わります。

 

⑦ 滑走路中心線灯

その名の通り、滑走路の中心を示すための灯火です。

滑走路の末端近くでは、赤色の灯火に変わります。

 

次に誘導路の灯火を下記の図で解説します。

A 誘導路中心線灯

誘導路の中心線を緑色の灯火で示しています。

ほぼ正面からしか見えないような構造になっています。

 

B 誘導路灯

誘導路の幅を青色の灯火で示しています。

 

飛行場灯台

航空機に空港の位置を知らせるための灯台です。

回転することにより、白と緑の点滅に見えます。

 

今回もTAKE SKYブログをご覧いただき、ありがとうございました。

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